少年野球の現場では複合バットが主流となり、息子チームも大半が所持している。

息子と同じ5年生メンバーに限ってはビヨンド8・カタリスト1・バースト(アシックス)1・カーボン1・金属5、という内訳で、息子は超々ジュラルミンなので金属5に所属。金属派の子1人がビヨンド購入済だそうで、近いうちに非複合が5人となる予定。

父はビヨンド系の打感が嫌いである。打った時の「ボコッ」とした感触と打球の感覚がリンクせず、戸惑いがある。耐久性の不安もあり、毎日の朝練に耐えうるバットは複合より金属だと判断した。

息子は元々、ジュニア時代にお下がりのカーボンバット(74cm/420g)を使用していた。学童チームに移行するに当たり、現在の超々ジュラルミン(78cm/540g)を買い与えた。

息子は多少、ビヨンドが欲しい気持ちはあったかと思う。チームの大半が使用している状況で、他のメンバーがボコボコと飛距離のある打球をビヨンドで放っていれば、そう思うのは当然だろう。

しかし、いくら高性能の複合バットを所持していたところでバットの芯に当たらなければ意味が無い。複合バットを所持しているだけで技術が向上すれば喜んで買い与えるが、そうではない。車の燃費と同じで、最適な角度でバットとボールの芯に最適な力加減で打ててこそ、はじめて金属比で6~8%程度の飛距離が伸びるという事だと思う。

息子は去年の中盤から打撃が不調で、それを修正すべく毎日努力している。その姿にはわが子ながら感心するし、父からの助言を彼なりに一生懸命やろうと努力はしている。長いトンネルを抜けるには、日々の基本練習で地道に積み重ねるしかないのだろう。

これまで、自宅近所の住宅が密集する練習場所の兼ね合いから軟球を思いっきり打つ打撃練習を一切行わず、守備練習に偏重した朝練で息子の守備力は向上した。

反面、この練習場所で行う打撃練習は穴あき練習球の使用やサンドボールなど、トレーニングバットやバットリングでの素振りなどが中心だった。結果的に、重いボールや重いバットの効果でスイングスピードが向上したが、上半身に頼る上半身主体の打撃フォームとなってしまっている。

現在、市営Gにて広々としたグランドでやっと軟球を思いっきり打つ練習が出来るようになった。そこで行うロングティーで、上体に頼るフォームのせいで下半身の踏ん張りがきかず手打ちとなり、思ったように飛距離が伸びない。

残り1年近くとなった少年野球生活。今の課題となる下半身主体の打撃に導びいてあげるのが先決事項である。それプラス、バットの芯に当てる事。

幸い、チームには共有の複合バットが2本存在する。これらを借りて試合に臨めば良いと軽く考えがちだが、重量も違えばバランスも違う。慣れ親しんだバットこそ実力を発揮できるわけなので、やはり練習から使用するのが一番なのだろう。

今のバットで下半身主導のバッティングが出来、かつ息子がバットの芯に当てる確率が高くなれば、そこではじめて飛距離を一押しする複合バットの出番なのだろう。