2016年4月となり、息子は新4年生となります。
入団から丸4ヶ月経過、5ヶ月目突入です。

思えば新3年生になった2015年4月頃から少年野球への入団を希望し、見学・体験入部をしていました。しかし、先に入部したスイミングスクールと少年野球の練習時間が重なる部分がある事、本当にやる気があるのか判断しかねていたため、再三の入部希望を聞き入れるまで時間を要しました。
野球をするための投資は結構な額になる事がわかっていたため、すぐに辞められてはそれが無駄になってしまう可能性も危惧していました。

また、息子は超がつくほどの「ビビリ」であり、自分ではなく第三者が怒られている場面に遭遇するだけで萎縮し泣き出す傾向があります。少年野球では監督・コーチからの叱咤激励は日常茶飯事であり、時には厳しい怒声も浴びる事があります。そういった場面に遭遇しても、心折れずに頑張れるか疑問視しておりました。

しかしそういった心配は無用とばかりに、毎週練習に参加しています。
今思えば、他のメンバーとの実力差の開きが少ないうちに入団させておいても良かったと思います。
スイミングスクールは、平日夕刻にクラス枠があったため、そちらに異動しました。

当初は息子に野球の指導を行う事を躊躇していました。
父の野球知識は20数年前から進歩なく止まっており、下手に指導する事により現場の指導方針と異なれば息子が混乱するだけかと思っていたためです。

入団3ヶ月目の2016年2月、息子が参加するはじめての練習試合を見に行きました。
9番ライトで出場する息子。ユニフォームを着て守備につく息子は、格好だけは他の子と同じく一丁前でした。
しかし、ボールが来れば後逸。フライはバンザイ。ボールを持って立ち尽くす。それが得点に繋がる。挽回すべき打撃も一球もかすりさえしない状態。

これではダメだと思い、息子に自主トレを提案しました。
最初は土日のチーム練習前に素振りとキャッチボールをしました。
すると、キャッチボールでは大半のボールをグラブから落球、素振りは見事すぎるアッパー・ドアスイング。
しかし、身振り手振りと言葉で説明し、繰り返し練習していくとグラブの落球は激減し、素振りもダウン気味のしっかりしたスイングに変わっていきました。

息子は決して下手なのではなく、きちんと指導し練習をすれば出来るようになっていきました。
週二日のチーム練習だけでは、息子には練習時間が足りないのだと実感しました。

父は息子に朝練の提案をしました。そして朝練をする事により不動のレギュラーになれると約束しました。
一日たった40分の朝練。約一ヶ月が経過しまいたが、一ヶ月前とは雲泥の差で上手になっています。
チーム練習のノックでは、他の子と同じく打球を処理し、グラブを弾いても前に落として送球してみせます。
まったく取れなかったフライも、凡フライならわけなく捕れています。

父も最初の一週間は起きるのが辛くありましたが、今は息子と朝練する事を楽しみにしています。
息子は、相変わらず起床に苦労していますが、朝練は文句も言わず楽しくやっているだろうと思います。

チームではまだまだ控えの息子。
父子で行う朝練がきっと実を結ぶ事を信じ、無理なく楽しく行っていきたいと思います。